2026/07/04 11:20
今年は梅雨らしい梅雨を迎えていますね。
ジメジメとする中に「夏の匂い」を感じ始めていませんか?
今回の舞台は
「夏の匂いがする」 著 木爾チレン マイクロマガジン社

「少女と夏という取り合わせは、なぜこんなにも美しいのだろう。」
「少女の頃にしか感じられないすべて
『夏の匂いや、制服を着たまま素足で過ごす特別さや、親友とサボタージュする楽しさ』
振り返れば、冴えない少女だった私もかつてはその美しさの中にいたのだと思うと、大人になるまで気がつけなかったことが少し悔しい。」(著書あとがきより)
どこか切なく、ノスタルジックで、ひりつくような青春のきらめきと痛みが描かれた作品です。
タンザニアの澄んだ酸味は、
突き抜けるような夏の青空と、
胸を突き刺すような少女たちのひりつく感情。
エチオピアの華やかな香りは、
通り雨のあとの濡れたアスファルトの匂いや、
誰かの髪が揺れた瞬間の記憶。
インドネシアの微かなほろ苦さは、
戻らない季節へのノスタルジー。
一口すするごとに、あの永遠のようでいて一瞬だった「夏の匂い」が、 あなたの口いっぱいに広がります。
